2017年02月12日
患部に直接届くか吸収されてから届くか
のどが痛い時に処方される薬としてトローチがあります。市販薬でも売られていて甘みがあるために利用する人も多いかもしれません。のど飴に似ているためついたくさん利用してしまうことがありますが、薬ですからあまり飲み過ぎるのは良くありません。1日に何粒とあればそれを守る必要があります。薬の種類として内服薬と外服薬がありますが、トローチはどちらに該当するかです。一般的には、口から飲むので内服薬と考えるでしょう。貼ったり、塗ったりせずに体に直接入れるタイプだからです。しかし、実際は外用薬に当たります。どちらであるかによって困るわけではないですが、パッケージなどに書かれているとびっくりするかもしれません。理由を知っておくとよいでしょう。
飲み薬の場合、通常は胃や腸で吸収され、血液に乗ってその成分が患部に行きます。風邪をひいたときに飲めば、全身にある症状を起こす部分に効果を発揮させることが可能です。ただし、消化や吸収、さらに血液で幹部まで運ばれる工程があるので、どうしても効くまでに時間がかかります。一晩寝ないといけない場合もあります。塗り薬の場合は、けがをしたところ、打ち身の所などに直接塗ります。そこから薬効成分が吸収される仕組みです。風邪の症状の鼻水が止まらないとき、鼻に直接液体薬を塗る場合があります。寝る余裕があるなら飲むタイプでもいいでしょうが、今すぐにでも効果を得たいなら直接塗るタイプの方が良くなりそうです。同じ症状でも飲む、塗るの違いがあります。
トローチは、なめているときに薬効成分が溶け、それがのどの患部に直接塗られます。そこから薬の成分が痛みを抑えたり、ウイルスなどを撃退してくれます。胃などを経ないので外服薬の種類になります。トローチ以外にもどちらかわかりにくいものがあるかもしれません。吸入剤や座薬などがあります。こちらも吸収などを経ずに直接患部に薬効成分が伝わります。効果は、外服薬の方が早めに出ます。薬剤師に処方してもらったり相談するときに、どのように治したいかを伝えるとよいかもしれません。すぐに痛みを止めたいとき、塗るタイプがあるならそちらを出してもらえるかもしれません。じっくり治すなら飲むタイプを出してもらえます。
[参考]
ミスタードラッグストア
http://www.mister-drugstore.net/
> こちらでチェック!!